細胞病理検査師を目指して入学、臨床検査技師になって卒業

中学・高校の頃から生物が好きで、生物系で医療を支えたいと考え、細胞病理検査師を目指して大学の医学部保健学科に入学しました。細胞病理検査とは、癌の早期発見や早期診断を目的として、人体の細胞の一部を採取して形態学的基準に基づき、癌細胞や紛らわしい異型細胞、前癌病変に相当する異形成細胞の存在を顕微鏡で観察して発見することが主な仕事です。しかし顕微鏡をのぞいていると酔ってしまう体質であることが判明。機械による検査を行う臨床検査技師に進路変更しました。
検査結果が人の命を左右する緊張感

大学卒業後、すぐに黒沢病院に入職しました。この仕事は人体の仕組みの知識が必要なため、生物好きの知識が活かされていると思います。臨床検査部には30人のスタッフが所属しており、私は超音波検査を担当しています。当院では人間ドックが年間3万4千人、健康診断も含めると5万人の方がいらっしゃるので、機械操作だけでなく患者様とコミュニケーションを取ることも重要な仕事の一つです。
私はお腹のエコーを1日30人ほど行っています。検査技師として働き始めたころに先輩に「医師は動画ではなく検査師が送った写真で判断しているので、私たちの責任は大きい」と言われました。データの正確さが診断結果や命にも影響するので、緊張感を持って毎日仕事を行っています。小さな悪性腫瘍を発見できると早期治療により患者様の負担を軽減できるので、検査技師としての達成感が得られます。当院の人間ドックには超音波専門の医師がおり、影が見えるなど病気が疑わしい場合、すぐに画像の確認を行うなど、患者様の健康に十分な注意を払っています。
スキルアップのために病院がサポート体制を整えている

検査部のスタッフはとても仲が良く、上司や先輩に気軽に話すことができるので、相談しやすく経験値も高まります。病院としても超音波専門など臨床検査技師にプラスとなる資格の勉強会などを実施する計画があり、ステップアップできる環境も整っています。
個人的な目標としては、超音波に関わっているので、超音波検査師の資格は絶対に取得したいと思っています。症例を集めたり、実技試験もありますが、先輩たちのバックアップによって頑張ることができそうです。
向上心がある人に最適な職場です

エコー検査などは経験を積まなくては出来ない仕事なので、積極的に仕事に関わる姿勢がある方が望ましいと思います。当院は検査の機会が豊富なので、早く、多く経験を積むことができると思います。また、短い時間で患者様とコミュニケーションを取ることが多いので、何気ない気遣いやコミュニケーション力も磨けると思います。シフトは要望を聞き入れてくれる上に、残業も少ないので働きやすい職場です。たくさんのご応募をお待ちしています。